健康腕時計(Health Wrist Watch:HW)


加速度計と心拍数を計測できる腕時計を活用したLS見える化法では、腕時計のメモリーや Bluetooth通信(BLT)を介したサーバー 情報を基にLS-Check レポートを作成します。 本レポートでは 1日の消費カロリー基礎代謝は歩数、基底心拍数、深睡眠時間、安静(体動少)時間、精神的負荷時間、身体的負荷(有酸素運動)時間、軽度活動(体動あり)時間が「見える化」できます。そして1日のLSがひとつの数値(LS index)で示されます(図3) 。 (杤久保修著:健康長寿のノウハウ、リンケージワークス社、2014年、03-6272-3460 参照)

      


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Vitalgramを活用したLSや労務分析プログラム


Vitalgramとは Afford Sense社(079-267-6019)が作成したウェラブル型の Multi-Vital sensorsで、心電、心拍、呼吸、体湿、モーション(加速度、角速度)、環境情報(外気温、湿度、高度)などを測定できます(図4) 。この情報を基に、健康腕時計と同等のLS分析や呼吸や心拍、体温や身体バランス等が数値化でき、日常生活ではLSや労務分析の見える化に有効です(図5) 。

      


      


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尿情報センサーによる減塩をニターや体温管理


本邦では、5,000万人以上も存在する高血圧やその予備群の予防と治療の基本の食塩摂取減塩~適塩の食生活を普及しなければなりません。摂取塩分(NaCl)は90%以上尿に排泄されるため 、尿塩分のモニターは適塩の数値化指標になり、これまで尿集収のための携帯コップ(住友ベークライト社 ユリメートP:図6)、食塩テープ(ウロペーパー栄研ソルト:図7) 、塩分モニター(河野ME研究所:図8)などを開発してきました。 これらの後継器として、新たに開発した通信機能を有する携帯型の深部体温、尿量や尿排泄速度、塩分排泄量るなど計測可能な HUM (Herth Urine Monitor)・ゼオシステム社(045-320-4991):図9)なども普及させていきたいと考えています。

      


      


      


      


簡易立位テスト器


要介護や労災事故の原因として対策が求められているのが転倒や骨折などの突然の事故です。 その誘因は多くありますが 、なかでも ロコモや フレイル 、ストレスや疲労による判断ミスなどが関係します。 各個人の人的要因としては、下肢筋力(Force:F) や立位バランス(Balance:B)能力の低下が考えられ、このF/Bを約3分で計測判定可能な計量的立位バランス・筋力測定器(図10) を開発したので、その普及(Medialart 社)にも努力していきたいと思います 。その方法・原理 については小冊子を作成してありますので お問い合せ下さい。

      



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血圧・血流測定法の改良


生体情報センサー(見える化)のなかでも意外に遅れてるのが「血圧と血流測定法」です。 血圧測定は約120年前に開発された上腕での Riva-Rocci-Korotokov法が未だに使われ、それを自動化したオシロメトリック法が 主流として使われております。しかしこの方法は直接法と比較すると±7mmHgの誤差があり、原理的に不完全な方法で、しかも1日約 10万個もあり、かつ数十 ミリ水銀 も変動する血圧値の数点の血圧しか測定できません。 (杤久保修:血社測定法と臨床評価 ,メディカルトリビューン,1988)。 このため、精度面を改良したカフ中心部で動脈拍動を測定する Delta-Algorithm法を提案し (Tochikubo,0. et al : J of Hypertens 15, 147, 1997) (図11)、それを簡略化した商品が テルモ社から市販されています(Terumo ES-H55, double cuff 血圧計)。また本邦で最初の24時間血圧計を共同開発してきました(Todhikubo,O. et al:JHypertens 3,5353, 1985) 。 しかし今日、血圧の診断や治療の評価に用いられているこれらの方法はまだ不充分です。また、血圧は血流を保つためにあるもので、血圧と血流を無拘束的連続 (一拍毎)して、測定できれば理想的です。 現在、以前の方法(図12)を改良して、アドバンス社(03-5839-2599) とレーザー血流(Laser- flow)計 (ADMEDEC ALF-2,図13)を用い、tonometer- PWV法という原理を使う浅側頭動脈部位や橈骨動脈部位で連続的血流―血圧測定に成功しています(図14)。これらを基に今後は、無拘束的連続血圧・血流計の開発を行う予定です。

      


      


      


      

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日常における 健康状態(Life style:LS)や病態を数値化モニタリングすることはまず基本ですが、それに基づいた健康長寿対策が目標になります。それには、狭義のLS(睡眠・活動 - リズム)と栄養(食事内容・アルコール摂取など)の最適化が望まれます。

メタボリック寒天ダイエット


現代の万病の基になっているのがメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)ですが、これには基礎体重や歩数を「見える化」する 「計るだけダイエット」(NHKためしてガッテン, 計るだけダイエット :アスコム社、2004)や、「体重計でダイエット」(暮しの手帳別冊2005年) を指導してきましたが、ひとつのさらに有効な方法として「メタボリック寒天ダイエット」(文屋 、2007)を提唱 してきました(図15)。しかし、この方法の弱点は、必須アミノ酸等バランスが悪くなった人では効果が減弱することです(Tochikubo,O, et al: Nutritions & Diabetes 6,e197, doi 10.1038/ntd, 2016)。 このため、味の素社と2009年から血中アミノ酸分画を調べる アミノインデックスの共同研究を行い (杉久保修, 安東敏彦. アミノ酸と生活習慣病、女子栄養大学 出版部, 2010)、そのメタボ療法の改良として、栄養も加味した“計るだけダイエット+豆乳寒天療法” を提案し、伊那食品工業社などの支援を受け、その普及活動を行います。

      




ロコモとフレイル 対策


労災やロコモ(運動器症候群)による転倒骨折は、寝た切りの原因ともなり、そのリスクの評価に前頃の簡易立位テスト器を用い、その弱点を基に運動療法、例えば5分バランス筋力体操法など(図16)を普及し、その効果を簡易立位テスト(バランス・筋力測定)器で自己測定してもらう取り組みをメディアラート社などと行ってっていきます(図17)。

      


      


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適正なサプリメントの普及


必須アミノ酸、ビタミン、必須脂肪酸、ミネラルなどの必須栄養素は体内では合成されないため、適正に摂取する必要があり、場合によってはサプリメントで補充することも良いと思われます。 例えば 、最近では急速に認知症やその予備群が増加し、今や数百万人にもなっていますが、脳細胞膜は大量な脂質で構成され、栄養素としてW-3系脂肪酸やクルクミンの補充が良いとされています。また、脳機能と腸内細菌叢の関係(脳腸相関)が注目され、アドバンス社(03-5687-7323)とこれらを考慮した「オメガ(ω)3クルクミン・ユッカス」なるサプリメント も提供できるようになりました(図18)。 その他の適正なサプリメントについても相談できるようにします 。

      


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水素による抗老化作用や病気の進行防止


NPO活動目標に述べましたように、水素には日常生活で生じる活性酸素を消去し、抗老化 や多くの病気の予防効果(フリーラジカル説)が期待できます(図2)。 日常生活で、全ての細胞の中のミトコンドリアがエネルギーの元(ATP)を作っていますが、その際に毒性の高い活性酸素(フリーラジカル)が1~2%できてしまいます。この活性酸素は極めて反応性が高く、長年の間に遺伝子(DNA)を傷つけて「発がん」の誘因になったり、老化に伴い皮膚の「シミやシワ」、脳神経細胞に対しては「認知症」を進行させたり、免疫細胞機能 を低下させ「感染症を悪化」させたりします。また悪玉コレステロールを酸化して、「動脈硬化」を進行させ脳卒中 ・心筋梗塞を起こし易くし、糖化を促進させ糖尿病合併症の引き金になるなど多くの生活習慣病と関連します。 これらに対し水素は、①活性酸素とくに悪玉活性酸と反応しこれを一部消去(水の生成)、②動脈硬化の予防や血流を改善させる一酸化窒素(NO)を復活させます。そして何よりも活性酸素の主な発生源であるミトコンドリアそのものを守り、活力を高め、疲労回復させ、ストレスに強い体質にしてくれます(図2)。そして安心なのは、薬と異なり全く副作用がなく最小分子(0.01nm)なため極めて浸透性が高く、細胞やミトコンドリアの中にも作用します。 本NPOでは、水素療法が健康長寿手段として有望と考えその普及に努めたいと考えていますが、水素ガス(H2) 吸引法は現在鼻カテーテル法主流で、使用時に多くの難点があります。 活性酸素は常時発生してるため、長時間H2投与するのが理想的ですが、鼻カテーテルは、日常生活で使用できるのは1~2時間であり、また鼻腔に挿入するため不潔であり、しかも呼気時には空気中に拡散してしまうため、新たな再還流法H2投与法を開発しました(図19)。 この方法は、非接触なために休息中や特に就眠時投与するのに有利で(図19-a,b)、非接触的に鼻腔に向けてH2-gasをチューブで暴露しますが、すべて吸収されず特に呼気時にはH2は排泄されてしまいます。 吸収されなかったH2は軽いので顔面上部のドームに集め、音のしない超音波ポンプで再びチューブに送り込み、その圧力で気流を作り再び鼻腔に向け噴射します。これによりH2を無駄なく非接触的に投与できます(図19)。また、枕部からH2-gasを出して、吸収されないH2-gasはドームで受け、超音波ポンプで再還流する水素枕方式(図19-b)などあります。 就眠中に水素投与する利点は、長時間投与できることもありますが、水素そのものに安眠効果があり、良質な睡眠を誘発できる利点もあります(図20)。 この水素枕は、生活習慣病予防において健常者が長時間水素療法を行うことに有利と考えられます。 H2 - Refresh Chair (図19-c)は、米国などでは社員の業務能向上のために仮眠椅子が作られていますが、水素は疲労原因になる脳細胞への活性酸素の蓄積を除去できるなどの効果が知られており、仮眠用椅子に再還流方式の水素投与併用できる H2 - Refresh Chairは、職場での活用が期待されます(図21)。 現在, このH2 - Refresh Chairsに各種の生体センサーを装備しモ二タリングをしていますが、水素ガスには血圧を下げ、血流を上げる効果が観察できました(図22)。また、血流計と Vitalgramでの変化をみますと、頭部(浅側頭動脈)の血流の増加と交感神経活動(LF/HF)の減少もみられ、疲労回復に役立つと思われます(図23)。

      


      


      


      


      




減塩、適塩対策


高血圧は動脈硬化、脳血管障害、心臓病、腎臓病などの最大リスクであり、本邦では約5,000万人もの人が 存在していることを思うと、減塩(食塩 NaCl) 対策は健康長寿の 基本となります。 適塩量は5~6g/日が目標ですが、まず自身の摂取量/日 を知る必要があり(下図)、前頃で述べた尿情報センサーにて適塩量を血圧と体重ともにモニターして、食生活改善するシステムの普及活動を行います。
      


自分の食塩摂取量を知る(見える化)ことにより、減塩効果が高まる(点線は口頭指導群、実線は見える化群の10週前後の血圧と1日食塩摂取量のグラフ)。 (Tochikubo O.et21:Hypertension270,1983)

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健康長寿に必要な生体センサーの開発と、それらの情報をICT(ネット)を活用して総合的な健康長寿社会の創生を目指します。


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